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昏炎:第四話

昏炎:第四話です。

未成年および現実と妄想と区別がつかない方はこのコンテンツを読まないで下さい。
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私はドレスに身を包んで、叔父様とユキエさんと共に車に乗った。
目的は組織の主催する「夜帳(やや)」と呼ばれる催しに出席するため。
行きの車中で叔父様に話を聞いてみると、私の査問が行われるらしい。

たしかに、あの後も時々先生と会って、いろんな話を聞いていた。
最初の依頼だけならともかく、それ以上に深入りしようとしている私は
もう組織と無縁ではいられないのだろう。

もし査問で私が不適切な人間と判断されれば、私は帰れないのかもしれない・・
でも、叔父様が多く語らないのは、私を信頼してくれている証ならいいなと、
ぼんやりと流れるライトを眺めながら考えていた。



++++



市街地を抜け、道案内も無い暗闇の道を走っていると、突然に視界が開ける。
ガス灯のような明かりが薄暗く照らすのは、大きな洋館だった。
車を降りると、案内役らしき人が現れ、
豪華なエントランスを通り過ぎて、
細く曲がりくねった通路を進みながら屋敷の奥へと進んでいった。

私達が案内されたのは、小さなテーブルとゆったりとした椅子の置かれた部屋で、
テラスの様な張り出しから、薄く照らされたステージが見える。
おそらくここは、ステージを観賞するためのバルコニー席のようなものなのだろう。
鑑賞を補助するように、いくつかのモニターも設置されていている。


部屋には先客がいて、柔和な面持ちの年配の男性とその傍らに立つ私と同い年ぐらいの少女、
無精ヒゲを生やした30代前後の男が立ち話をしていた。

「これはこれはクラギさん、お待ちしておりました。」

老紳士が叔父様に向けて挨拶をする。
叔父様も気心の知れた挨拶を交わし、私は軽く会釈をする。
自己紹介をすると、その人は破顔しながら

「こちらこそはじめまして、私の名前はツルギと申しましてな。
 クラギさんとは昔から良くしてもらっております。
 まあ、楽にしてください。」

私は勧めに従って席に着く。ツルギさんの後ろに立つ少女が私に向かって微笑みかける。
なるべく自然に笑みを返すよう心がけながら、この女の子はツルギさんとどういう関係
なんだろうかと考える。



すると突然、隣のイスに無精ヒゲの男が寄り、無造作に腰を下ろした。

「始めまして、ユカリお嬢様」

「えっ!?」

「この異端の館へようこそ!
 願わくば御身が健やかにこの館を出ることができますように、 っと」

大仰な手振りで芝居がかった物言いをする。初対面なのに随分と慣れなれしい。
困惑しながらも挨拶を返した。

「俺の名前はサキサカ。とはいっても、この名前は貰いモンなんだがね。
 ここへ来たのも何かの縁だ。よろしく。」

「・・こちらこそよろしくお願いします。」

「素敵なドレスだ。それに輪を掛けて本人は美人ときてる。
 できれば一晩掛けて語り合いたいとこだ。もちろん大人の方法でね。
 どう?」

「あの・・」

場の雰囲気とは無関係にその人は言葉をまくし立て、その間も視線は私を見定めるかのように上下している。
どうしてこんな不躾な男がこの場所にいるのだろう?

「ところでお嬢さん。
 貴女にはとても親しくしている同い年の友達がいるって話を聞いたんだけど、本当?」

私の目を見ながら質問をしてくる。目的は何だというの?

「はい・・」

「じゃあ、君がその子に欲情してるってのもホント?」

「なっ!」

いきなり何を聞くのだろう。男は、私の様子を見てニヤニヤしている。
こんな得体の知れない男に私とサトコの何がわかるというのだろう。
私は反論しようと思って息を吸い込んだが、そこである事に気がついた。

なぜ叔父様は黙って見ているのだろう?
そしてツルギという品のいい老紳士も口を挟まない・・

もしこれが私の審査なのだとすれば・・・?





私は大きく息を吐いて、男の目を見返した。

「そうですね。そういう目で見ることも少なくありません。」

男のニヤけ顔が止まる。私の視線を逸らさずゆっくりと話し出す。

「ありがとう。答えてくれて
 すまないが、もう少し君について質問をさせてもらっていいかい?」
 
「構いません。」

私の査問が始まった。



++++



「じゃあ、君はその責任をどうやって取ればいいと思う?」

「・・・たぶんその行為に対しての責任は取れません。償いなど出来ないのですから・・
 でも、私の行いの報いが来るのであれば、そこからは逃げないつもりです。」

「なるほど・・」



男は立ち上がって、何歩か歩いたのち、叔父様たちの方を見た。

「俺からの質問は以上です。たぶん満足するお答えだったかと思いますが?」

 ツルギと名乗った老人がうなずき、ゆっくりと口を開く。

「貴女を資格がある者として認めましょう。
 この男の非礼はお詫びするよ。すまなかったね。」

 当初の問いかけこそ面食らったものの、私が落ち着きを取り戻したと見るや
質問の内容は徐々に私の内面への問いかけを行うものに変わっていった。
 サキサカさんへの嫌悪感も話の途中には消えていた。
 気にしないで下さいと落ち着いて返事ができる。



「これから此処で起こる事を見て、自分がどう進むのか、それを判断しなさい。
 お前がどう判断しても私は構わない。
 現にお前の父は、此処に入る事を拒んでいる。」

いつになく険しい叔父様の声。
でも私のお父様がここへ来た事があるというのは初耳だった。

「もし貴方がそれを望まないならば、この男の出番になる。
 サキサカというのは、代々暗示と催眠の専門家に与えられる名前。
 これまで起こった事は、すべて忘れて元の生活に戻れよう」

「ま、そういうことだね。オレが暗示を掛ければ、
 これまで関わってきた事は思い出せなくなる。
 欠落した思い出も、君が君自身で上手く取り繕うようになる。」

サキサカさんが補足をする。


この世界に入るか否かは、このあとに起こることを見て、
誰の強要でもなく私が判断しろということなのだろう。

「わかりました」

私は、息を飲んで、ゆっくりと答えた。



++++



「では、後はまかせる。」

「かしこまりました。」

そんな簡素な挨拶と共に、部屋には私とユキエさんだけが残された。
この部屋から覗けるあのステージで何かが始まるのだ。

「旦那さまより申し付かっておりますので、
 いかような事でも、お気になさらず申し付け下さいませ。」

ユキエさんがわざわざそんな事を言うなんて、ちょっと変だなと思いつつも
ありがとうと言って、ステージを見た。

ステージの端にスポットライトが当たり、一人のスーツを着た女性が映し出される。
あの処置室で見かけた女性だ。先生の話ではタマモリさんという方のはず・・

「みなさま、ようこそおいでくださいました。
 本日の脚本はクラギ様が、素体はツルギ様より提供して頂きました。
 この場を借りて厚く御礼申し上げます。」

叔父様が今回のステージに関わっているのだろうか?
そんな事を考えていると、くぐもった声がステージの脇から聞こえ、
私があの処置室で見たような、分娩台にも似た椅子に拘束された女性が運ばれてくる。
年のころは20台前半といったぐらいで、丈の短い薄緑色の術着を纏っていた。

部屋に設置された大型モニターが術着の女性の怯えた顔を写し出した。
口にはプラスチック製のさるぐつわをされている。

「本日の処置では、こちらを使用いたします。」

女性の手には薄く桃色がかった半透明の張り型が持たれていた。
拘束されている素体と呼ばれた女性にも見えるように説明を続ける。

「こちらは多少サイズが大きめのバイブレータのように見えますが、
 じつは、この樹脂は女性器から分泌される特定の線液に反応すると溶け出す仕組みになっております。

 そして、この芯になっているものが・・こちらです。」

別なモニターがそれをアップで映し、私は驚いた。
金属製の筒に太い針が無数に刺さっている!
拘束された女性のうめき声が大きくなり、がたがた椅子をゆすっている。

「このとおり、芯には548本の金属針が設けられた構造となっておりまして、
 樹脂が溶けるに従って、この針が露出する仕組みとなっております。
 本体には血液を洗浄する機能が付いている他、いくつかの機能がございますが、
 それは処置と同時に説明いたします。」

タマモリさんが、拘束台の下からアームを引き出し、そこへ半透明のバイブレータをセットした。
彼女が持っている金属製の筒も、カメラの置かれた別なテーブルへとセットされる。
うめき声がますます強くなる。

「なお、素体の大腿部にワイアレスマイクを取り付けてあります。
 お手元のイヤホンをご使用くださいませ。」

ユキエさんがイヤホンを手渡してくれた。
私はそれを受け取りながら、これから起こることを見ていいのかと悩んでいたけど、
ユキエさんにそれを聞くことはできなかった・・



++++



ステージでは素体の女性が艶かしく動いていた。

術衣を取り去られた時には、恐怖と恥辱を露にしていた彼女だけれど、
クリームを塗ったタマモリさんの指先が、彼女の胸や秘所に走り、
丹念に動く指先が徐々に彼女を興奮させている。
私のイヤホンにも、先ほどからぴちゃぴちゃという音が届いている。

彼女はアームを引き出し、赤く充血した唇の中心へと太いバイブレーターをあてがって、

「せっかくだから気持ちよくなってね」

残酷な優しさでそう囁き、手元のコントローラーを操作した。
芯に銀色を宿した太い物体が、ゆっくりと彼女の中を押し拡げ、侵入していく。
苦しげな呻き声が響いているが、バイブレーターの侵入を拒むことはできない。

バイブレーターは彼女の中を一定の速度で前後し、
タマモリさんがさらに細かな愛撫を加えていく。

「そろそろ馴染んできたかしら」

コントローラーが操作されると、
バイブレーターの速度が上がって、出し入れの中に回転やうねりも加えられるようになった。
彼女の分泌液でバイブレーターの表面は濡れ始めていたが、樹脂が溶け出す気配はまだ無い。

「沢山がまんしたほうが、最後には気持ちいいわよ」

部屋のモニターには、彼女の性器が形を変えながら
バイブレーターを飲み込んでいく姿が映し出されている。
徐々に、その太い躯体を濡らす液体は増え、その隙間からも潤んだ音がしはじめる。

「んん・・んん・・・ムグゥゥッ・・!」

抵抗が少なくなったのを感じ取ったかのように、バイブレーターは速度を上げ、
彼女の中を行き来し始めた。

艶の混じる声。赤みを増した体とさらに増える水音。
恐怖と快感が彼女の中を走り、どんどんと高みへと押し上げている。
でも無限に上っていけるわけじゃない。

そして、彼女の体が強張り、ぶるぶると震えた。

放心した彼女の中をゆっくりと上下するバイブレーターと彼女自身との
隙間から、どろりとした液体が流れ出てくる。

凶悪な銀色を宿した筒が徐々に痩せていく。

そうして、びくりと彼女の太腿が震え、陰唇が何かに引っかかるように引きづられ始める。

「ングググ・・!!!!」

くぐもった悲鳴が届く。
金属柱が彼女の内壁を削り始め、バイブレーターが赤く染まっていく。
筒に与えられたうねりが損傷を偏り無く広げていく。

その針は彼女の中を傷つけ、耐性の無い粘膜を切り裂いていく。

イヤホンからぶちぶちと破壊の音が聞こえる。
-引きに抜かれ、針が陰唇を穿ち、そして容赦なく千切り取る音。
-押し込みながら、粘膜に爪立て、耐え切れなくなった組織が断裂する音。

切られている、削られている、壊されている・・・

常人なら目を背けるような光景。でも私は目を離せなかった。
知らず知らずに体が熱くなっていた。



「・・・・お嬢様、失礼いたします。」

突然、ユキエさんが私の前にひざまずくのが見えた。
そのまま、私の足が撫でられ、スカートの中の太腿に頬が当てられる。

「え、ま、まって・・・」

大声を上げないよう、ユキエさんを止めようとする。
でもユキエさんの指は、私の抵抗より早く、その高ぶりを探り当てる。

「ああっ・・」

声が出てしまう。
そのまま静かに、でも私の抵抗を許さずに、ユキエさんが私の腰を引き寄せる。
ショーツ越しに私の熱い処を舐められ、
私は指を噛んで声を上げないようにするのが精一杯だった。

「ステージにご注目くださいませ・・」
スカートの中から声が聞こえ、促されるままに私の意識はステージへと向かう。


目前には絶叫を放ち、首を振って涙を流す女性。
金属筒から供給される洗浄水が薄赤の色となって下半身に流れ出している。
モニターでは千切り取られた彼女の膣が金属筒に張り付く様すら映し出されている。


タマモリさんは可哀想な素体の耳たぶや乳首を弄びながら、
その様子を冷静に観察している。

絶叫がかすれ声となって、抵抗が弱くなってきている。


タマモリさんはそれが無残に出し入れされている下腹部を、
下から上になぞる様なジェスチャーをした。

見本となっていた金属筒がモニターの一つに映し出され、
その先端が開き、3枚の刃先がせり出す。

泣き叫ぶ素体の涙を舐めとり、慈しむようにお腹を撫でながら、
コントローラーが操作される・・

ぶしゅっ
金属筒の周りから真っ赤な血が吹き出る。
彼女のさらに奥底へと、ゆっくりと回転しながら、それは捩じ込まれていく・・
次は内臓を蹂躙していくのだ・・

彼女の乳首は未だいとおしげに愛撫されていたけど、もはやそんな表情は望めない。
あらん限りに声帯を震わせ、肩を、首を強張らせて視点無く宙を凝視するのみだ。


私自身はと言えば、いつの間にかショーツを取られ、
この光景を見ながら歓喜の涙を流す私の秘所を、丹念に指と舌で慰められている。

「ふしゅっ・・」

イヤホンにかすかに空気の漏れる音がした。
彼女の声が急に小さくかき消えていく。
さるぐつわも外されるが、金魚のように口を開閉するのみで言葉は出ない・・
きっと横隔膜が突き破られ、呼吸が出来なくなったのだ・・

懸命に息を吸おうとする彼女の中から、バイブレーターが引き戻される。
金属柱から出る洗浄液が、彼女の中を流れ出る真っ赤な血を徐々に薄めていく。

引き抜かれた物体には腸と思われる器官が巻きついていたが、
タマモリさんはソレを手早くハサミで切り取ると、切れ端を造作なく彼女の中へと押し込んだ。

「最後だからね・・」

それが素体の耳に届いているかわからないが、彼女はそう話しかけると
小さな熊手のような器具2本で、彼女の中を開いた。

削り取られ、ミンチにされた彼女の内側がモニターに映される。
すでに収縮しようとする組織も残されていない。

「んんっ・・んんんん・・・」

そんな光景を見ながら私は快感を得ていた。
うつろになっていく素体を見ながら、頂に達する。
あまりの開放感に小水を出してしまうけれど、ユキエさんの愛撫の手は止まらない。
それどころか尿道は強く吸い上げられ、私はさらに高みへと押し上げられていった。



++++



「お前から見たユカリはどうだった?」

「ユカリお嬢様は十分な素質をお持ちと思われます。」

旦那様の問いに答えを返す。
あの部屋でユカリお嬢様を慰めるよう、そう私に申し付けた旦那様は、
既に確信をお持ちだったに違いない。

「サトコの処置は中断する。今後はユカリの指示に従え。」

「かしこまりました。」

-私が旦那様からそれを命じられたのは、夜会から戻ってのこと。

ユカリお嬢様からサトコお嬢様に関する話を受けたのは、
それから3日後の事だった。


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