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あとがき

「昏炎」も本編とサイドストーリが終了しましたので、
各話の経緯などのアレコレを書いておきます。

本編ならびにサイドストーリを見たあとに読むことをお勧めします。

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第一話
 この話の原型は3~4年前に書き始めました。拡張ネタで書いてみたかったのはもちろんですが、もう一捻り欲しいなと言うことで、「好きな子と同じ境遇になりたいから、自分で自分の陵辱依頼をする」というエッセンスを入れてみました。読んでてわかりづらかったらゴメンナサイ。
 百合テイスト、秘密組織、あたりの構想が出てきて、連作できるんでは?と思い始めたのが当サイトのきっかけです。


第二話
 ユカリお嬢様が先生と秘密組織「夜帳(やや)」に出会う話ですね。ちょっと羞恥プレイテイストを持たせつつ子宮苛めというネタです。
 先生の口調をどうするかで悩んだ覚えがあります。


第三話
 お嬢様がサトコ嬢への気持ちをカミングアウトする回ですが、お嬢様の覚悟がまだ決まってないところも書きたかったってのがあります。
サトコ嬢の部屋の描写を短くするのと、友達モードから官能モードへどう展開するかで悩んだ覚えがあります。
 

第四話
 夜帳の話。夜帳の説明をしながら展開・・と思っていたら、序盤がかなり長くなって削るのに苦労しました。それでも長いですが。
 当初はこの話が第三話の予定でしたが、ユカリお嬢様&サトコ嬢の関係が薄いのと、夜帳に来る理由がに厚みを増すために、後から第三話を追加しました。
 頂いた拍手コメントなどを見ておりますと、後半部分の「溶ける張り型」ネタは好評のようです。ありがたや。

第五話
  サトコ嬢調教のお話。あとサイドストーリーの振りでレイカさんの名前がほんのちょっと出てますね。
 浴室のマジックミラーの裏には、叔父様ではなくてユカリお嬢様がいます。お嬢様もサトコ嬢とユキエさんの事を見て欲情してます。えっちですね。
 まあ負けずにサトコ嬢もだいぶ素質を開花させておりますが。

第六話
 第七話の振りです。ユカリお嬢様の「迷っても、悩んでも、結局破壊と喪失を望む」という事が書きたかった点です。
 官能シーンを入れながら各話を展開していきたかったのですが、どうしても入りませんでした。ご容赦を。

第七話
 クライマックスです。丁寧に積み上げた積み木をガラガラと崩していくような、そんな感じにしたく。この処置は非公開でやることも出来たのですが、ユキエお嬢様は、自分のあり方を皆に見せる事を選択します。
 話の展開としては一話と同じ場所を使いたかったってのがあります。官能シーンはちょっと空想多いですかね。でも割とお気に入りです。

第八話
 ラスト。肉体を壊してから再生し、今度は心を壊す。そんなユカリお嬢様の性が書きたかった話です。
 サトコ嬢が目覚めた後、ユカリお嬢様の話を聞いてどうなるか、についてはだいぶ悩みました。
 植物人間とかユカリお嬢様を刺すとかいろいろ考えたのですが、ユカリお嬢様の喪失感を大きく長く、という処からあの形に。
 サトコ嬢もそれを望んだのかもしれません。

++++

サイドストーリーは本編でチョイ役だった人とか、ストーリーの都合上、先に書けない話などを書いています。
実際は、官能ネタが先でそれに人物や時期をフィットさせていってます。

ディナー
 本編第七話と第八話の間にある話です。ユカリお嬢様が叔父様の後継者であることを示すために、シナリオを書いて夜帳を開きます。
 洗脳ネタやってみたかったんです。それも自分の意思は残りつつ体の自由は効かないって感じのものが。
 これも当初の説明部分が長くなってしまい、削るのに苦労しました。あと官能シーンのイベント順番。
 自分では結構お気に入りです。

練習
 本編の第六話の直前の話で、サトコの処置の練習をしつつ独占欲を見せる話です。
 あんまりうまくまとまりませんでした。

契り
 本編第七話と第八話の間にある話で、ディナーの話と同時期の話になります。
 叔父様とユキエさんメインの話を書きたいと思って作りました。叔父様は夜帳の功労者(情報を隠蔽するシステムを作り上げた)で、それを称えて先代のサキサカさんから数年越しの作品(ユキエさん)が贈られております。
 お話は愛と鬼畜とマグロプレイ(笑)がテーマになっております。叔父様はほとんど体動かしておりませんよ。
 あと、叔父様の火葬の際に、ユキエさんも逝ってしまうわけなんですが、白装束の下には叔父様に付けられたピアスとかディルドとか(樹脂製)が盛りだくさん飾れらています。えっちですね。

++++

そのほか、本編で出ていない設定とか

ユカリとサトコ
 作中では誰も言ってませんが実の従姉妹同士です。叔父様が実の娘を施設に入れて養女に取っているわけです。
 サトコは知りません。ユカリお嬢様の方は夜帳に入ったときにそれを聞きます。
 自分の子宮がサトコに順調に移植できるのも、そんな事情があったからです。

++++

 登場人物の心情を書きつつ、実用的な官能シーンを入れたいんですが、なかなか難しいですね。舞台の描写とか器具の説明を書いていると文章が長くなってしまうので、そこんとこを切り詰めつつテンポ良い話が書けたらなぁ・・・と思っております。
 書き溜めてた分をサイトに上げてる分には良かったのですが、かなり1話作るのに時間がかかっております。新シリーズも始める予定ですが、あんまりいいペースでは公開できないかもしれません。ご容赦下さい。

 あと、拍手コメント頂いてだいぶ励みになりました。この場を借りてお礼申し上げます。
 また新シリーズ構想中ですので、書いて欲しいシチュエーションなぞある方は、なんなりと送って下さいませ。

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