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熾火:第二話

熾火:第二話です。
未成年および現実と妄想と区別がつかない方はこのコンテンツを読まないで下さい。
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それは倫理の講義の時間だった。

「んっ・・・・」

かすかな声、隣のホナミさんが私に少しだけ視線を送る。
私は大丈夫と少し首を横に振って、教卓の方を見る。


右の胸とお腹の中に響く振動。


普段はじくじくした痛みと圧迫感。
それが不意に私の体を強く苛みはじめる。


事情を知るホナミさんはともかく、この部屋にいる同級生の人たちに
私の異変が悟られないよう、ノートにペンを動かす。
わななく手首の時計を見れば、授業は残り10分を切っていた。


右胸の乳腺を貫くバイブレータ。

お腹の奥底で子宮口を貫くバイブレータ。

2つの異物が私の中で蠢き、身体を壊し拡げて行く・・・
痛い・・・苦しい・・・      ・・・でも・・・でも・・


頭の中にあのひとを想い浮かべ、
唇を噛みながら、その感覚に耐えていると、さらに振動のランクが上がる。
なるべくゆっくりと呼吸しながら、涙を流してしまわないように耐える。


講師の先生の声が途切れたとき・・
近くで筆記の音が止まったとき・・・


そのブーンという音が気付かれるのではないかと、
私の荒い息が疑われるのではないかと、
私は左腕を上半身に強く寄せながら身体を強張らせる。


胸に火箸をあてがわれたような、
身体の芯をミキサーに掛けられたような、
苦痛の中の残り5分がとてもとても長い。

この場で悲鳴を上げ、机に伏したい。
私に苦痛をもたらす、2つの異物を取り去りたい。

それでも、唇を噛みながら私はその衝動に耐える。



何故なら・・・


これはユカリさんが私にくれたものなんだから。



++++



授業のチャイムと共に振動が少し弱くなった。
私の顔色に気付いたクラスメイトの方々に軽く言い訳しながら、
ホナミさんに付き添われて擁護室に足を運んだ。

擁護室では擁護の先生が薄笑いを浮かべながら、私達の事を招き入れる。
部屋の隅にある大ぶりなロッカーがスライドすると、地下へと続く階段が見えた。
ホナミさんにすがり付き、荒い息を吐きながら、階段を下りる。

そこは夜帳(やや)がこの学び舎にしつらえていた特別な部屋。
霞む視界の先には二人の少女がティーセットを前に談笑していた。


「ずいぶんと苦しそうね。
 でも、オードブルでお腹一杯になってはいけないわよ」

ユカリさんが物憂げな目で私を迎えた。



++++



よろめく私を後ろから抱きかかえるようにしながら
ホナミさんが私の制服を緩めていく。
部屋の中央にある大きなベッドに下着の私が倒れこむ。
養護の先生ががそんな私の姿をハンデイカメラで撮っていた。

転校から2週間、予告はされていたいたのだけど
今日が私の初めての「処置」の日なのだと思った。




この部屋にいるのは、私以外に4人。
ユカリさん、ホナミさん、養護の先生、そしてコヒメちゃん。




「どう?だいぶ慣れてきたかしら?」


私の中のバイブレーターはどちらもまだ細かい振動を続けていた。


「・・・・はぃ・・」


ベットの脇に立つユカリさんが
弄んでいた青いコントローラーの上で指を滑らせる。


「んぐぅっ!・・・・」


再び強くなった振動に思わず悲鳴を上げる。
2つの異物の痛みに思わず身体を丸める。
でも、視界の端に見えたユカリさんは
私のそんな姿をどことなく興味なさそうに見ていた。


だから私は嘘をつく・・・・


「あの・・・痛い・・・ですけれど・・・・
 さいきん・・・気持ちよく・も・・・・きま・・した・・」


体を開き、自分の胸とお腹に、いやらしく指を這わせながら
少しでもユカリさんに興味を持ってもらうように、私は何とか言葉を紡ぐ。


「本当かしら?」


ベットに腰掛けたユカリさんが私の肌に手を滑らせて、下着の中に潜る。
ユカリさんの細い指が、私の陰唇と陰核を撫でる。
私の秘所はわずかながら潤んでいたようで、
下半身からくちゅくりという音が聞こえて、私は内心ほっとする。


そんな矢先・・


「いたぁぁぁぁっ!」


私はここが学校であることも忘れて大声を上げた。
右の胸への激痛。
乳腺に沿って深く穿たれた傷跡は、まだじくじくと落ち着いていない。
それをユカリさんの左手が無造作に鷲掴みにしている。
あまりの痛みに、思わずユカリさんの腰に抱きつく。


「あら?まだこっちの孔は落ち着いていないのね」


興味のある口調とはうらはらに、
抱きついた私の腕は何気なく振りほどかれた。


この前も、今も・・・
ユカリさんは私から触れることを許してくれない・・


サトコさんを愛しているから?
私のことが拒否されているから?


涙で霞む視界の先にユカリさんの顔が見える。


「あなた、本当に大丈夫なのかしら?」


ユカリさんがそう尋ねる。
本当は怖くてたまらない、けれど


私はユカリさんに見つめて欲しかった。


だからいい、これでいい・・・


「ユカリさま・・お願いです・・・
 もっと・・・もっと私を・・・・壊してください・・・
 そうして欲しいんです・・」


私は涙で滲んだ視界の中、想いを寄せるユカリさんにそう懇願した。



++++



「ぁ・・・ぁぁ・・・ん・・・」


私は金魚のように口を空けて足を開き、お尻の力を抜こうとしていた。


私は右手を、自らの膣の中に挿入していた。
ホナミさんの掌が最初に私を拡げ、
そこに入れ替えるように私の右手を入れるように言われたのだった。


私は処女では無かったけれども、今日まで掌を受け入れたことも無かった。
子宮のバイブレータはユカリさん自身ではなく、
ユカリさんの旦那様が器具を使って入れたものだった。


そして今、膣を埋める私の手首に、
ホナミさんの右手が添えられる。

私の右手を押し込むように、
私の右指を絡め取るように、

私への侵入を始める。


「・・・んくっ・・・・っは・・・ぁ・・ぁ・・


すでに右手は私自身によって無意識に締めつけれらている。

そんな中を何本かの指が滑り入れられる。

擦られ、引き伸ばされる粘膜が、
膣を取り巻く組織が、私に強い痛みを伝える。


でも、私は

-私より小さい子が2本の腕を受け入れるさまを

-細身の子が膣の中でバレーボールを膨らまされるさまを

そんな光景を見てきたから、

だから私は痛みをこらえて、ホナミさんが入ってくる事に耐えた。


「んぁぁぁぁぁ!  いっ、   んぅぅぅぅ


下半身が引き裂けるかと思う感覚ののち、
ホナミさんの掌が私の入り口を越える。
彼女は私の右手を掴んで、さらに奥へと押し込む。
自然と出る呻きの声。
折り曲げられた私の指先が、
まだ振動を続けている子宮のバイブレータを押し上げる。


そうして引き裂かれるような痛みがほんの少しだけ遠のき、
大きく息をつきながらユカリさんの方を見上げる。


「どう?自分の中の感触は?」


「あつ・・くて・・き・・つい・・です」




「そう。良かったわね・・

 それで、さっきコヒメちゃんとも話していたのだけれど、
 これからあなたの括約筋が千切れるところを見てみようと思うの」




・・カツヤクキン?


その単語を思考する間、私は痛みも忘れていた。
括約筋?
私の膣と肛門を取り囲む組織のこと?
それが千切れる・・壊してしまうと言っているの?


私は答えに辿り着こうとしていた
そこで起こること、そうなった後の事、
それを思い浮かべて、血の気が引いていく。


「もしかすると、
 あなたの膣の方が先に裂けてしまうかもしれないけど、
 それならそれで構わないわ。

 どう?興味はあるかしら?」


そう冷たい目で宣告される。
ユカリさんは私を試しているのかもしれない。
それともこれが私の望みと思われているのかもしれない。


怖かった・・・

嫌だった・・・


でも


ユカリさんに私のことを見て欲しかった。
サトコさんに対する感情を、私にも抱いて欲しかった。


だから


「ああ・・そのようなこと・・・
 とても・・・とても・・・素敵です・・・・」


なるべく笑顔でそう答えた。



++++



左腕は皮の拘束具で折り曲げたままにされた。

右手は私の中に入ったまま。

ホナミさんの右手も私の中に入ったまま。

なるべくお腹に力を入れないようにして痛みに耐える。



私の頭はユカリさんのヒザの上に置かれていた。

私に今から起こることが見えるようにしてくれるのだろう。
そんな事で私は幸せを感じていた。

養護の先生が構えたカメラに、潤んだ視線を向ける。




制服のコヒメちゃんが近づく。
私とホナミさんの1つ年下で、小さくてかわいい子だ。
でもホナミさんのご主人様でもある。


「少しほぐしておこっか?」


無邪気な口調でそう言うと、
私とホナミさんの右腕を持って揺り動かした。


「んぐっ!  んぃっ いた・・  んんん!


静止していた事でかろうじて耐えていた痛みが、
その振動で激痛に変わる。
自らの締め付けに私の右手が血の気を失っていく。


「ホナミちゃんもてのひら動かしてみてね」

そんな指示で私の膣がさらに形を変える。
すでに私の性器は快感ではなく痛みだけを伝えていた。
自然と苦痛の声が上がる。



そこに



「ンンン!!??

ぺたりと、
私の叫びが塞がれた。
布のテープが口を覆う。


「この部屋は大声上げても大丈夫ですよ?」


ベッドの上にヒザ立ちになったコヒメちゃんがそう尋ねる。
右手にローションを塗り広げながら。


「もしかしたらアキレス腱みたいな音が聞こえるかもしれないでしょ?」


ユカリさんがそんな恐ろしい事を、さらりと口にする。


どうかな~?と言いながらコヒメちゃんが近づく
私とホナミさんの手首の際を指先で探る。


「やっぱりギチギチだね~
 でも私の手ちっちゃいから、だいじょぶだよ。」


もう限界だと思っている膣口に彼女が侵蝕を始める。
指先が2本3本と私を拡げる毎に、私の痛みは2倍、3倍に膨らむ。
悲鳴はムグムグとテープで止められ、口から出ることはない。


「右手が抜けないように、しっかり押さえててね」


痛みにうなされる頭で、ここに来て気付く。
口を塞ぐテープと左手の拘束をされた時点で
「止めてもらう自由」は奪われていたのだと。



ホナミさんが私の右腕をがっちりと固定する。
両足も2人の体と足で自由が奪われていた。
コヒメちゃんが半分まで入った自分の手のひらに体重を載せるように体勢を整える。


「いいかな?
 それじゃあ行くよぉ」


どうにもならない状況。
それでも懸命に首を振り、声にならない叫びを上げる。

懸命に体を逃がそうとするけれども、
私の首はユカリさんのヒザの上、
そう、ユカリさんは私の逃げ場を塞いでいたんだ・・・

笑みを浮かべたコヒメちゃんがにじり寄る。
私は恐怖の目でそれを見つめることしか出来ない。


そして私に体重が掛かる。


「!!!!!!!!!!!!!」


コヒメちゃんの手が私をこじ開ける。
組織の千切れるミリミリという音が視界に浮かぶ。

異物を払いのけようとする左腕は、
拘束され、ヒジだけが空しく振り回される。


「キツイ・・・けどちょっとずつ進んでるよ。

 ・・いしょっ・・・かたい・・・けど・・・・・たぶん・・・」


あまりの激痛に意識が明滅する。
ありったけの力で声帯を震わせる。

小さな手に繰り返し体重が掛けられ、
異物を拒むために懸命に締め付ける私の中を、
少しずつ、ギチギチと進んでいく。


「ングゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

「やたっ!入った!」


塞がれた絶叫と共に、背中が限界まで反る。
膣が裂けてると思えるような痛みと
内臓を押し拡げる圧迫感。

壊れたの?まだ壊れていないの?



赤い視界が徐々に晴れてくる。


「いっぱい入ってる~」


「えらいわ、3本も飲み込めたのね」


ユカリさんが私を見ながら微笑んでくれる。
私の髪を掬い、涙を指で拭ってくれる。あぁ!


「中とってもキツイよ、
 血液が止まっちゃいそう・・」


私の右手もジンジンと痺れて感覚が薄くなっている。

私の体を痛みが支配する中、
ユカリさんの言葉に嬉しくなって見つめる。

・・・ユカリさんのためならこんなことだって出来るんです。


でも・・

私は忘れていた。
目的は3本の腕を受け入れることではないことを・・・



「お腹の中、いっぱいになったみだいだけど、
 まだ切れてないみたいね・・・

 だから、シズキに少し息んでもらうわね」



ユカリさんがそんな事を言う。何をするのというのだろう?



ゆっくりと



ユカリさんの手が私の顔から上半身に移る。
丁寧に私の胸のホックが外され、両方の乳房が露になる。
右の胸に貼ってある医療用のテープが剥がされていく。


そこには、じくじくとした傷跡に埋まった小ぶりなバイブレータ、
それが摘んで引き抜かれ、血と体液に塗れて、ぶるぶると震える。


私はその様子を見ていた。
ホナミさんもコヒメちゃんも、ハンディカメラもその様子を見ていた。


「コヒメちゃん、ちょっと痛いと思うけどガマンしてね。
 ホナミさん、シズキの腕を絶対に離してはダメよ」


そう言って
ユカリさんの右手が私の乳房にかかる。
私の失われた乳首を摘むように、ユカリさんの指が動く。

そこはまだ傷の治っていない、拡げられた私の乳腺。



「ンギッ!!!!」



私の身体が跳ねる。
人差し指が乳房の中に埋まっている。
出し入れと共に、にちゃにちゃとユカリさんの指が赤く染まる。


「!!!!!!!!」


さらに中指が乳房の中に消える。
神経をヤスリで擦られるような痛みに、私の身体が飛ぶ。
意識が火花で塗りつぶされる。








「あっ!」


ぶつんっという感覚。
誰かの驚きの声。
私の右手が締め付けから解放され、
激痛は痺れへと換わって下半身を覆う。


「シズキチャンノカツヤクキン、キレタミタイ・・」

遠くで声がする。
身体に力が入らない。
ピントの合わない目であたりを眺める。



腕の拘束が解かれ、
ずるずると3人の腕が引き抜かれる。
両ヒザが高く割り広げられ、ハンディカメラが寄る。



血の滲む秘所に洗浄水が流される。
もはや抵抗のできない、私の陰唇にいくつかのクリップが止められ、
それをホナミさんがテープで拡がるままに固定していく。



肛門にコヒメちゃんの手首が進む、
男の人も受け入れた事がないのに、それが難なく入ってくる。

腕は私の内躯を押し、バイブレータの嵌る子宮口と
収縮することのない膣の粘膜が晒され、カメラに収められていく。




その姿を呆然と眺める私がいた・・・






ユカリさんが私の口のバンテージを剥がす。
ぺちぺちと私の頬を叩いて、興味深そうに見つめられる。


「どう?満足したかしら?」


ユカリさんの質問。






涙があふれる。

壊れてしまった私の身体、
伝わらない私の想い、
こんな事をしてしまった私自身の愚かさ、



「もう・・・
 もう許してください・・・」


言葉と共に、涙は止めどなく流れていく。
悲しみと喪失感で私は赤子のように泣き始めた。


そう、私の心は折れてしまった。




++++


++++



結局、私の括約筋は手術によって繋げられた。
病室でぼんやりと花瓶の花を眺めている。


コヒメちゃんとホナミさんが尋ねてきたのは、
手術から2週間ほど過ぎてからの事だった。

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