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昏炎:最終話

昏炎の最終話です。

未成年および現実と妄想と区別がつかない方はこのコンテンツを読まないで下さい。
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-あれから半年が経った。

叔父様は、病を患って他界してしまった。
ユキエさんも共に逝ってしまった。
棺の中で叔父の亡骸に寄り添い、満足そうに目を閉じた彼女の姿が今でも記憶に残っている。

私は叔父様の遺産の整理や会社の事、夜帳(やや)の引継ぎなどに追われたが、
先生とタマモリさんに手伝ってもらったおかげで、おおよそ滞りなく進めることが出来た。



サトコの術後の経過は順調で、
肉体的な点では今後の生活にも支障は無い筈だと先生が言ってくれている。

今日は眠り姫が目を覚ます日。



どれほどこの日を待ったことだろう

どれほどこの日を恐れたことだろう



私は幾度と無く通ったサトコの病室へと向かった。



++++



病室は南向きの風通しのよい部屋で、今日も柔らかな午後の日差しが差し込んでいる。
窓からは遠くに海を見ることも出来て、サトコが目を覚ませばこの景色も気に入ってくれるだろう。

私はベッドサイドの椅子に腰掛け、ゆっくりとその刻を待った。



++++



「んっ・・

サトコの表情に変化が現れ、意識が覚醒しつつあることを知る。
私はだいぶ伸びたサトコの髪を撫でながら、その様子を伺う。

「サトコ、サトコ。
 私の声、聞こえる?」

「ん・・・
 ユ・・・
 ユカ・・リ・・ちゃん」

つぶやくように出たサトコの声、半年ぶりの会話

「おはよう、サトコ」

「おは・・よう・・、ユカリ・・ちゃ・・

 あ・・れ?私どこにいる・・の?」

ゆっくりと顔を私に向け、けだるそうな声で聞いてくる。
半年もベッドの上だったのだから仕方ない。

「少し南の別荘。
 サトコにおはようって言えて嬉しいわ」

「もう、ユカリちゃんたら」

サトコが儚げに微笑む。
あらためて自分はサトコの事が好きなんだなと実感する。

「長く眠ってたからね、体が重いでしょう?」

こちらへ寝返りをうとうとするサトコを助けながらそんな事をいう。

「そうだね、ユカリちゃんすっかり夏服だもの・・」

目覚めきってないというのに、そんな事を言ってくれるのが嬉しい。



「私どうして・・・・・」

急にサトコはハッとしてベッドの中でモゾモゾ動く。
久々に動かした右手の痛みに耐えながら、下腹部を探っているようだ。

「どうしたの?
 今のサトコには悪いとこも、欠けてるところも無いよ?」

しばらくサトコは自分の体を探り、安堵した口調で話す。

「私、悪いユメを見てたみたい。
 あんなユメ見ちゃうなんてどうかしてるよね?」

「どんな夢?」

「・・・・・」

「どんな夢だったの?」

再度の問いかけにサトコがもぞもぞと口を動かす。

「ユカリちゃんが・・・
 ・・・私が動けなくなって・・・
 怖い事が起こる話・・・」

断片的な単語だけど、何を言おうとしているのかは解る。
サトコに身を乗り出しつつ、話を続ける。

「怖い事?それは気持ちいい事じゃなかったの?」

「え!?」

驚くサトコを観ながら、さらに続ける。

「サトコを縛りつけて、いろんな事をしたわ。
 クリトリスの裏側を刺激したり、子宮を揉んであげたり・・」

「うそ!うそっ!

「大きな張り型を入れて、一緒に学校に行ってたじゃない?
 覚えてるでしょ?
 あの時のサトコ、とても綺麗だったよ」

「いや、やめて!

「それに最後はあんなに綺麗な子宮を私に見せて・・
 そしてすごく乱れてくれたよね?」

「うそっ!だって・・私・・


ベッドの中で、サトコがおなかに手をあてているのが解る。

「あんな目にあって、無事なのが不思議?

やさしく上掛けを捲り、パジャマの裾からサトコの白いおなかを撫でる。

「大丈夫よ、サトコには悪いとこも、欠けてるところも無いんだから。
 ちゃんと生理も来るし、妊娠も出来るわ・・」

サトコが困惑している。無理もない。そして、そう仕組んだのも私。




私はサトコの手を取って、私のブラウスの下にあてがう。




「サトコの子宮は壊しちゃったから・・・

    だから私の子宮をサトコにあげたの」



サトコの指先をわざと残してもらった手術痕に当てる。

「無事に適合したわ。
 私の子宮はサトコの中で機能しているの
   ちゃんと赤ちゃんも生めるよ?」


私はどんどん青ざめていくサトコに言葉を重ねる。

「そうだ、先生にお願いして2人の子供を妊娠させてもらおっか?」










「い、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!


絶叫が病室に響く。
暴れるサトコの両手を掴んで、馬乗りになる。もう止められない。


「思い出した?気持ちよかったでしょ?
 口では嫌がってたけど、体が感じてたのはずっと知ってるの。

 あんなに大きなディルドを子宮まで入れて、
 思い出さない?苦しさと一緒に来てた快感の事を。」


首を激しく振るサトコの上で、言葉をぶつける。

「いやっ!違うっ!やめてっ!やめてよぉ・・」


泣き叫ぶ姿を見ても止める事は出来ない。

「最後の時だって、私の言うこと聞いてくれたじゃない。
 サトコだって期待してたんでしょ?」


「違うっ!違うよ!ユカリちゃんの望みだから、私は、わたしは、」



サトコの言うことが本当だって判っている。でも私は言葉の刃を突き立てた。

「本当に私の望みだけだったの?サトコは嫌なだけだったの?

 ねえ、ほんとにそうなの?」


私はヒザをサトコの股間に割り入れた。熱い。
そのまま擦り付ける様に愛撫する。

「思い出してるでしょ?

 苦しさを我慢しているサトコの声、とっても魅力的だった。

 快感を感じているサトコの肌、とっても綺麗な桜色だった。」


「やめて・・やめて・・やめてぇぇぇ」


暴れるサトコにのしかかって耳を噛み、右手を秘書に差し入れる。
私を驚かせるほど、そこは既にサトコの潤いで満ちていた。


「ほら、こんなになってる。」

わざと音を響かせるようにサトコの中を撫でる。


「許して、もう・・こんなことはやめて・・」

サトコの哀願を聞き入れず、感じるところを刺激する。


「お願い、んんっ、 ユカリちゃんっ、んやっ・・」

「いやらしいサトコの姿、私にもっと見せて・・・」

嫌がるサトコを無理やりに高みへと押し上げていく。


声が艶を帯びる。

首筋で息を吸い、サトコの高ぶりを嗅ぐ

指先が締め付けられ

腰がベッドを離れ

吐息が私の脳を溶かす中・・




ごめんね・・







サトコの声が・・聞こえた・・気がした・・・



サトコの唇が離れる。

悲しむような、微笑むような、謝るような、許してくれるような、

唇が触れるだけの、


そんな優しいキスだった。





枕が音を立てる、涙が落ちる、一瞬か永劫かの時間が過ぎる

私の頭は真っ白で、サトコに触れている箇所だけが熱かった




そして・・・



「もっと、もっと気持ち良くしてぇ・・」

私の下の少女が腰を押し付け始めた。
私の中で何かが音を立てて崩れていく。

「あああ、イイっ、イイよぉ・・」

私の指に自分の指先を絡め、そこを愛撫し始める。
くちゅくちゅという淫音をさせながら、その感覚に耽る。

呆然とする私には構いもせず、少女は私を使って自慰を続ける。
私に抱きつき、唇を貪ろうとする。

私は反射的にその顔を左手で押しのけようとする。

指が甘噛みされる。音を立て嬉しそうに吸う。


「んんっ、んんっ、きちゃうっ!きちゃうっ!


私の体を絡めとり、私の体を敏感な場所へと擦り付ける。
その速度が上がり、体を強張らせて、


そしてサトコは一人きりで高みへと上り詰めた。


++++


++++


++++


++++


南向きの風通しのよい部屋。柔らかな午後の日差しは、はめ殺しの二重窓を通して差し込んでいる。
穏やかな秋の風がこの部屋に吹くことはなく、代わりに甘酸っぱい匂いが部屋に漂う。

窓からは秋色に染まりかけた景色も見れるが、この少女がそれを気にすることはない。


「ユカリちゃん・・きてくれたんだぁ・・」

そういって私を迎える。
パジャマの胸元ははだけられ、ショーツと下のパジャマは脱ぎ散らかされている。
左手はその小ぶりな乳房を弄り、右手首は秘所に刺さるディルドの動きを止めようとしない。


「ユカリちゃん、きもちいいことしてぇ・・
 このグリグリだけじゃたりないのぉ・・」


甘い声。蕩けた表情。誘われている・・・




「ひゃんっ!

サトコの乳首を摘む。薄手の手袋で。


「もっとぉ・・もっとぉ・・!」

首筋を舐める。私の服は薄緑色で、髪は清潔な布の帽子の中に纏めてある。



「んんっ!いいっ・・いいのぉ・・
    ユカリちゃんだいすきぃぃぃ・・」

その呼び声が私の心に棘を刺す。


「ユカリちゃん」は私を指してはいなかった。

この部屋にくる女性は、今のサトコにとって誰しもが「ユカリちゃん」だった。

私以外の看護婦や、介護人に対しても「ユカリちゃん」といって快楽をねだるのだ。



記憶障害、免疫力低下、幼児退行・・・



それがサトコの状態だった。
ほぼ無菌に近いこの部屋で、サトコは性の快楽に耽り続ける。

あれから時が経ったけど、状況は戻らない。


「あぁっ!つよくぅ・・つよく・・・んっんん・・」

だらしなく差し出された舌を強く吸って、ディルドと膣の隙間に指を差し入れる。



サキサカさんへ治療を頼む話も出たけれど、私はそれを断った。
これが私の罪。これが私の望んだこと。



「んぐっ、んんっ・・きもちいいよぉ・・
 ユカリちゃん!  ユカリちゃんっ! 
 んひゃっ!あ!ああ!あああっ」

尿道を挟み込むように愛撫する。
反り上がった背中を触るか触らないかのタッチで撫でる。

貪欲に快楽を貪ろうとするサトコ。

私はそれを遠い目で見つめながら愛撫を続ける。



サトコは今、嬉しいのだろうか?悲しいのだろうか?

私は今、嬉しいのだろうか?悲しいのだろうか?



嬌声の響く中、私は冷静に愛撫のテンポを上げる。
私が失われるまでの間、これがサトコにしてあげられるせめてもの行為。




そう・・

絶頂を迎えれば、サトコはぐっすりと眠れるのだから・・・



-了-

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