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短編:「契約2」

短編「契約2」です。

未成年および現実と妄想と区別がつかない方はこのコンテンツを読まないで下さい。
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何人かの学生が、会話を交わしながら校門を通っていく。
その中の一人、ゆるく編んだおさげを揺らし、
少しうつむき加減で歩いているのが、私の妹だ。

高級そうなセダンの後席、
濃いスモークガラスの中からその光景を眺め、
妹の姿が他の学生に交じり合ったところで
ありがとうございます、と運転手さんにお礼を言う。



私の契約は続いていた。正確には、新しい契約を結んでいた。
私の利益はこうやって家族の姿をひっそりと見せてもらうこと。

妹は毎日学校に通っている。
父さん、母さんも、平穏な生活に戻っていた。
もう少しすれば、私の事も忘れて明るい生活に戻ってくれると思う。

今日は第二金曜日。
私の契約を履行する日だった。


****


照明を落とした広いホール。
荒い息や嬌声、うめき声などが何箇所からも上がり、
男と女の交わる匂いが漂う。

乱交パーティ。
そういった類の様相だけれども、一つの大きな特徴があった。
虐げるものと虐げられるもの、
2つのグループが明確に分かれていた。
柱に縛り付けられ、何人もの人間から鞭うたれる女性。
休む間もなくあらゆる穴を犯され続けている少女。
ひきつった笑顔で土佐犬を受け入れようとするショートカットの子。
参加者各自が持ち寄った「奴隷」に対し、
退廃した様々な饗宴が繰り広げられている。

時折参加者がウェイターを呼びつけ、黄色い紙片にメモを書き付けて渡す。
その情報はすぐに端末に入力され、
ステージ脇に表示されているランキングの名前が前後していく。
それを見た奴隷たちは、あるものは安堵し、あるものは必死になっていく。




会場の片隅に照らされた少しだけ明るいスポットライト。
私への1つ目の指示は、そこへと立つこと。

前回の契約、
その中で私はとても沢山のお金と引き換えに
私の性器全てを失った。

両方の乳房、膣と子宮。
膀胱と肛門も一部が失われ、機能は人工のものへと置き換えられていた。

身にまとうのは一枚の丈の長いキャミソールのみ。
シースルーの素材なので、身体を隠す役には立たない。

私に集まる蔑みと怯えの視線。
失われた両胸の醜い傷跡は、薄絹の下でもはっきりと見て取れた。



****



一人の少女が乱暴に髪の毛を掴まれ、抵抗むなしく引きづられてくる。
何も纏わず、全身の至る所に赤や紫のアザが見える。
どちらかといえば痩せているのに、その2つの乳房だけはとても豊満で、
もしかしたら豊胸手術などを施されているのかも知れない。
そして2つの乳房は白い部分が残らないほどに、赤黒く変色していた。

ボロボロと涙を流す少女を四つんばいにさせ、
壮年の男性が後背位で突き立てながら、
なめし皮のヘラで乳房を容赦なく叩く。

泣き叫ぶ少女がのヒジが崩れ、男が髪を掴んで私の姿を見せつける。
そんなに胸を叩かれるのが嫌なら、いっそ潰してしまおうか?
そんな男の台詞に、少女が必死になって許しを請う。
先月は最下位の子が乳房をミンチにされたのだからそれも当然だろう。


奴隷に奉仕を強制させるための仕掛け。
全てを失ったこの哀れな姿こそが、私の今の「価値」だった。




****


「やぁっ!・・・ゆるしてぇ・・・
 ピアスも・・・タトゥも言われたとおりにしたでしょ!
 ・・・はなしてっ!・・・・やめてよぉぉぉ!!」

屈強な男性が全裸の少女を軽々と抱えてステージに向ってくる。
おびえた顔で泣き叫び、手足を振り回して抵抗を試みているけれど、
それは全く意にも介されなかった。
年は私と同じかもう少し上に見える。

胸と陰唇には大小いくつものピアスが下がり、
その中にはまだ血が滲んでいるのも見える。
太腿やわき腹には「家畜」や「ゴミ箱」などの
口汚い文字が彫られた上、さらに油性のペンで上書きされていた。


(今日はこの子が犠牲になるのか・・・)

明るくなったステージの上、暴れる少女の隣に私が立つ。
その子が可哀想だとは思わない。
きっと私の子宮と一緒に優しさという感情も亡くしてしまったのだろう。

タキシードを着て仮面をつけた男性が、
マイクを持っていつもどおりの説明を始める。
私と彼女、二人が手を使わずに男性と性交し、
私より先に満足させることが出来れば、彼女は-廃棄処分-を免れることができる、と。

その子の相手は彼女を連れてきた屈強な男性。
私の相手は会場からの募集で、50代ぐらいの少しお腹の出た男性になった。

私はステージ上でヒザをつき、キャミソールをたくし上げて馬のように手をつく。
客席に私の股間を向け、そこに男性がローションをだらだらと垂らす。

膣も子宮も尿道も肛門も失った私。
そのスッポリと空いた隙間に埋め込まれたものは、
人工の性器・・・「オナホール」だった。

[桃色赤貝2号]
それが私に入っているオナホールの名称。



「繰り返しますが、手を使ったら反則ですよ!
 それでは、勝負スタート!」

合図とともに歓声があがり、所々から低俗な野次が飛ぶ。
人工ゴムの陰唇に刺激を受けることで自動的に電源が入り、
私の下腹部からモーターの振動が響く。
男性が私のお尻を掴んで、後背位の体勢で私を貫く。

隣では哀れな少女が男性の一物をもどかしく口に含んで奉仕を始めていた。



****

「お願い・・・出して・・・イッてぇ・・!!」


勝負が開始されて数分。
私はだまって下腹部への振動を受け入れていた。
それは、私にとってなんの快楽ももたらしてはくれない。

隣の少女は騎乗位で男に跨り、さかんに自らの腰を打ち付ける。
大きなピアスが陰唇と乳首で激しく暴れるけれど、
切羽詰った少女にそれを構っているだけの余地はなく、
下でなすがままになっている男性の興味も引かないようだった。

たぶん潮時。
私は後ろから突き立てる男性に流し目を送り、
突き入れのタイミングに合わせて腰を使い始める。
「赤貝ちゃん動き始めたー!」
野次と供に会場のテンションが上がってくる。

ペニスと私のタイミングが揃い始め、
昂ぶった男性が私にのしかかって強く腰を打ち付ける。
胸に手が回される。
乳首も乳房もない私は、替わりに肋骨を鷲掴みにされる。
骨の隙間に指先が埋まり、痛みにうめき声が上がる。

オナホールが何度も突き上げられ、
同じだけ私の内臓が圧迫される。
やがて男性の身体が硬直する。
感覚はなくても、その体液を吐き出しているのだと判る。

隣の少女は半狂乱で腰を動かしているれれど、そのパートナーに射精の気配はない。
男性が私から離れ、オナホールから太腿へと白い汚濁が流れ出る。

カラカラと決着のベルが鳴った。



****


「いやー赤貝ちゃん。意外と気持ちよかったよ。
 科学の進歩も侮れないもんだねぇ。」

ガウンを羽織った私に先ほどの男性が下卑た笑顔で声を掛ける。
興味はない、けれど毛嫌いすることもない。
私は軽く微笑んで会釈し、舞台の袖へと向かった。


敗者の少女は手足と首を固定されて宙釣りにされている。
ギャーギャーと騒ぐその口へは、特別製の開口器が嵌められる。
罵詈雑言はうめき声へと変わり、
さらに主役の登場で、うめき声は短い絶叫となった。

主役は長い鉄棒の先に接続されたディルド。
長く太く、そして先端にも胴部にもいくつもの棘が生えている。
鉄棒を制御する機械が袖からゆっくりと床を滑って現れ、
そしてそれば1台だけではなく、同じようなものがもう1台現れる。
その子を前後から挟み込むようにセットされ準備が整う。

「はい、この娘はちょっと言葉遣いがなってませんでしたからね。
 それに辟易された方もずいぶんいらっしゃるようです。
 ですので今回は、ヴァギナと一緒にノドも廃棄処分にしようと企画いたしました。」

会場からのどよめき。
哀れな犠牲者は目を見開き懸命に暴れようとするけれど、
首の角度までガッチリと拘束された状態ではどうすることも出来ない。
膣側に位置した機械のスイッチが入り、
粘膜をズタズタに加工するためのディルドが回転を始める。

「先にヴァギナの中を掻き回し、彼女の絶叫を味わってもらったのち、
 次にディープスロートにチャレンジしてもらいます。
 ノド側は酸素の供給機能も用意しておりますので、
 簡単に窒息する事はございません。」

観客の期待を煽り、少女に絶望を与える宣告。
膣側のディルドが秘所へと近づき、そして接触する。
雄たけびのような悲鳴が上がり、
ステージの片側の大きなモニターでは、
ピアスで飾られた陰唇が、回転するディルドの棘に無残に巻き込まれ
引き裂かれていく様が映し出されている。



私は最後までそれを見届けることなくステージを去った。

(どっちみち私がいてもいなくてもあの子は犠牲になったんだ・・・)

自分に言い訳し、気分転換に家族の幸せを想像した。

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